全てが突き刺さる今年の覇権漫画あらわる。
槙生ちゃんがほぼほぼ同世代なのだけれども、こういうこと言える大人になりたいよなあ、こういう風にありたいよなあという感じで。
「嘘がつけない」ということが槙生ちゃんの言葉の誠実さの裏付けになっている。
朝ちゃんパートは思春期の難しい感情のもつれとか孤独感とかをはらんで不安定ながらも変化に満ちていて。
この人はなぜこんなに丁寧に描けるのか。
何度も読み返してしまう。
「ただ大切にするというだけのことが
こんなにも難しい」
ほんとにそうなんだよなあ。という会話やモノローグが多くて、共感指数が高いというか。ああでも共感できるなんて言うのも怖いくらいだ。あまりに繊細に描かれているから。
自分の大切にするを押し付けることと、相手の世界ごと大切にするのは全然違うよなって少し前に考えてたことが漫画の中で語られている!と思ったのはほんと。
他人のことなど永遠に分からない、とか。
分かるーってなってしまって上手く語れないやつなんですが。距離が取れない。なんだか馴染み深いかんじがする。
こういう漫画が人気出てるのはこの世の夜明けですね。春には実写映画化するらしい。ガッキーの槙生ちゃん…どんなだ。分からん。
この世にこの漫画が生み出されたことにも、自分がそれを読めていることにも感謝してみたくなっている今日この頃。