またたび感想録

観たもの聴いたもの読んだものの感想を述べます。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤマシタトモコ『違国日記』(完結まで)

あーなんでしょう。なんでしょうね。 こういう… 笠町さんの衛星の概念、「与えたのと同じものが返ってこなくていい」「少し離れてその人に関わっていたい」とこれはもはや一種の悟りの境地だなと。いつかそう思えたらいいなと思う。 朝ちゃんは「なんにもな…

鴨長明『方丈記』

方丈の庵で日々は過ぐ。 『年収90万円でハッピーライフ』の著者が方丈記に絡めた書籍を出していたので、せっかくなら方丈記を読んでみるかと思い。年内に悪霊とFate/Zeroを読み切るつもりだったのに、割り込みの連続で来年に持ち越しの見通し。 鴨長明はなか…

蔡康永『私をやめたい。でも今日くらいは笑ってみる』

通信学校の先生が監訳を担当した本ということで、折角なので読んでみた。 ・自分と対峙するための「分身」をつくる ・感情に振り回されないように自分に問いかける ・どんな感情も味方にする ・生を全うするためにどう生きるか ・自分らしく生きるための「幸…

磯谷友紀『ながたんと青と』7-8巻

兄嫁・鈴音が転がり込んでから2週間が経ち、そろそろ大阪に帰らなければと話す鈴音。山口の家の空気に不安を覚える彼女の姿に、周はいち日、みちやとともに鈴音を大阪まで送ることにする。父親への桑乃木の売り上げ目標達成の報告も兼ねていた。 同じタイミ…

磯谷友紀『ながたんと青と』4-6巻

養子のみちやを迎え、大阪・山口家の父が認める成果を出すべく焼き菓子の販売や店の改装をしながら客足を伸ばしている「桑乃木」。 周の兄・縁は早く桑乃木を手に入れてしまおうと周を大阪に呼び出し、様子を見にやってきたいち日の料理に難癖をつける。その…

磯谷友紀『ながたんと青と』1-3巻

いとこのおすすめで。 太平洋戦争終戦から5年経った京都が舞台。 主人公のいち日は料亭「桑乃木」の娘で、ゆくゆくは料理人の夫とともに女将として料亭を継ぐつもりでいたものの、夫は戦争で帰らぬ人となった。 夫亡き後、自分で生計を立てるべくホテルで西…