この本の著者は、行動力お化けだ。
働きこそしないものの、単身なんのあてもないまま上京したり世界一周したりできる特異な人だ。
だからあんまり参考にならない。
ならないけど、うらやましいなと思う。
「こういうのがいい」「こういうのはいらない」というのが著者の中にあって、それを磨き上げていった結果、週2勤務の今の生活スタイルができあがったという。
ハッピーライフには意志が必要だ。
生活を自分で築こうという意志が。
自分を自分で作ろうという意志が。
その地平に至れば、働いていようがいまいが、人間は幸せでいられそうな気がする。
自分が何を好んで何を好まないかを分かっているのは、無駄にダメージを受けないためにも結構大事なことだと思う。
もう最近意志とか言うと言葉が暴力的で鳥肌が立つけど、言い換えればやりたいようにやるということで、それならいいじゃないと思う。
やりたいようにやれたらそれが、その人にとってのハッピーライフなんだろう。
自分が静かに満たされていて、周りの人に少し分ける余裕もあるくらいがいい。
ああ、そんな風になれたらいいのにな。