全24話視聴完了。
サッカーへの興味皆無人間ですが、はじめてサッカーアニメを完走しました。
・エゴイスト
自分自身と向き合い、信じて、突破口を見出す才能の原石たちが描かれる。
清々しいまでに己のエゴを磨き続ける24話の中で、それぞれのキャラクター同士の友情や関係性の変化も描かれながらも、あくまで自分主体、自分がどうしたいかどうすべきかを追求していく、まさにエゴイストたちの物語になっている。
・思考錯誤
ひと試合ごとにサッカー生命をかけて進化と勝利を要求される状況下で、主人公の潔を視点人物として思考や動作が言語化され、進化するまでの過程が描かれるのがおもしろい。
突然の超パワーとかじゃなく、もともとある能力を組み立て直す、過程の見える覚醒が分かりやすい。
・エピソード
チームプレイに苦い思いをしてきた人物たちが集まってきていて、ブルーロックに来る前のエピソードが語られるキャラクターもいる。
八百長試合した子も過去エピソードでフォローされてたり。八百長による絶望的状況が、チームZを爆発的に燃え上がらせる展開がとても熱かった。
あとは蜂楽の「かいぶつ」とのお別れが。ひとりだけ別の場所で生きてるような雰囲気だったキャラクターが、本物の怪物たちを目の当たりにして、エゴに目覚めていく様がとてもよかった。そして強い。ゴール前でそれを読んで待ち構える潔まで含めていい話だった。あの辺の回は主人公蜂楽だったな。
早く2期が見たい作品です。
凪視点の映画も制作されるとのこと。
※余談(二次創作系の話なので注意)
ブルーロック視聴しだした時点では、これは薄い本事案かな…と思って観てたんだけど、話が進めば進むほど隙のないエゴイストばかりになっていってひたすら熱かった。
個人の意見だけど、公式が最大手になるようなカップリングは個々の弱さを持つキャラクターが関係性によってお互いを補完していくようなものが多いのかなと思うなどした。黒子とかね、足りないとこある天才たちを支えるチームメイト的構図に大量の二次創作が生み出されてたような気がする。
余談でした。