通信学校の先生が監訳を担当した本ということで、折角なので読んでみた。
・自分と対峙するための「分身」をつくる
・感情に振り回されないように自分に問いかける
・どんな感情も味方にする
・生を全うするためにどう生きるか
・自分らしく生きるための「幸せ」の考え方
蔡康永という人は、台湾で有名な番組司会者らしい。そして訳者さんが巻末で語っているけれど、原著とこの作品はだいぶ雰囲気やニュアンスが異なるそうだ。とても分かりやすい言葉で書かれていた。
どんな人にもコンプレックスがあるし、幸福も成功も長くは続かない。
自分を苦しめる感情や思考とどう向き合って解放されていくかが大事。
内観重視の自己啓発本で、受け入れやすい内容だった。感情の捉え方とか、自分の生き方を考えるとか、自分と対話するとか、表面的じゃないことが書いてあって私は好きだなと思った。
私は自分がおもしろいことを探すのだけは昔から得意中の得意で、周囲から全く共感を得られなくてもひとりでおもしろがっている。
気がつくと周りに誰もいないからさみしいけど、まあそれが私という生物の有り様なのかもしれない。
それでも人間は楽しいと言いたくて、一生無駄なあがきに終わるかもとびびりながら、本日も作文を続けている。
人はそれぞれ一所懸命にけなげにけなげに日々を生きている。みんなそうなのに、なんだか平気で人が人を踏みにじる。価値観が違うから、都合が悪いから、そんなつまらない物差しで生きていくのは個人的には嫌だ。でもそういう物差しが自分にもあって、つまんないことを言っては後悔している。プレッシャーかけられて物陰でキレたり、予想通り約束をキャンセルされて予想してたのにもやついたり、最低ですが何か。日々成長中なんですー。未熟すぎて伸び代しかないんですー。ああ、なんて愚かで蒙昧な。
デュラララの折原臨也が「人、ラブ!」という名言を残しているが、まさしく人は一方的に勝手に無条件に他人を愛してみればいいと私も思う。どんなキャラクターかあんまり知らんけど。