またたび感想録

観たもの聴いたもの読んだものの感想を述べます。

呪術廻戦0

昨日観まして。コロナのせいでもう見れないかと思った、ほんと嬉しかった。

思った以上に純粋に乙骨憂太という少年の成長譚でした。

 

「呪われている…」

「このまま外に出ない方がいい…」

と絶望していた少年が、先生に背中を押されて同級生に張り倒されたり手を差し伸べられたりしながらだんだん前向きになっていくんだけれども。

「僕が里香ちゃんを呪ったんだ」

とこの結末はとても重い。

でもそれに気づく頃にはその重さに耐えられるほどに成長してたんですね、乙骨くん。

菅原道真の子孫だという事実が発覚して、特級過呪呪霊を生み出してしまえるほどの強力な力の持ち主であることが分かって…ヒーロー誕生、か。

 

この作品、映画の中でもテレビアニメの中でも登場人物各々の抱える事情や願いを垣間見させていくんですが、物語が進んでいく中で作者がそれぞれのキャラクターにどんな「現実」を「未来」を用意するのかとても気になるなあと思いました。

シビアな展開になるとの噂もかねがね…そう、この愛すべきキャラクターたちがどのように作中で生きていくのか、とても楽しみ。

最近はヒロアカもそうだけど、もはやエンターテイメントを超えて何かの命題に作者なりの解を示すような作品が増えているのかなあ。おもしろい。

 

ごじょせんとげとーさんの主義主張がクロスしていったのも興味深かったですね。どうなってるんだこのふたりは。

 

テレビアニメの続編決まったんだっけか。

続きが楽しみなような怖いような…。