女子高生の頃から野宿に目覚めた著者による、野宿のすすめ。
今まで生きてきて野宿をしようと思ったことはないけれど、天気のいい日の公園とかでこのままここで昼寝をしたいと思うことはある。
案外野外でも準備をすれば眠れるんだなあということが分かり、睡眠欲にしたがい昼寝を貪るのもまたありかもしれないと思える。ただダンボールもらいに行くとか、ぼちぼち労力を要する。お金がかからない分、それなりの労力とリスクは求められるのだ。
野宿をしてみたい気がする、1回くらいは。
しかしながら、この間の年収90万円の話もそうであったように、この人にとっての喜びを追求したら野宿になったんだろうなーと考えると、自分の喜びはなんだろうなと考えさせられたりもする。
野宿ではないかもしれない。興味はあるけど。
野宿に関心を持ったこともない人間が読んだら、見知らぬ世界が覗けてしまう、まさしく野宿の「入門」書なのだった。