『響け!ユーフォニアム』の新作を観てきた。
オープニングから『オーメンズオブラブ』流してきたー。うまくないと決まらない難曲をかっこよく演って開幕。1期1話のヨロヨロ演奏と同じ学校とは思えない。
新部長が初々しく、部活特有の緊張と緩和の空気感が懐かしく。
みぞれ先輩が「窓開けるのうまいね」とさらっと口にするんだけど、これは久美子の人柄も指してて、それがちゃんと久美子に伝わってないところまで含めていいシーンだった。
人の懐に意図せずするっと入ってっちゃうタイプの主人公なんだよなあ。麗奈は人の懐に入らないし自分の懐にも入れない孤高のリーダータイプだけど、久美子は人と自分をあまり隔てない壁が少ないタイプ…なのかな。この子を主人公に据えてるのがユーフォのあまりある魅力のひとつのような気がする。
個性の強い部員たちと視聴者の間に久美子視点がワンクッション入ることで、誰も悪者にならない世界ができあがっているような。
マリンバの運搬シーンがたまらなかった。
段差のところで、丁寧にひと足ずつ下ろして、引っ張って、またひと足ずつ引き上げて、丁寧に丁寧に運んでいく描写。
なんかあのマリンバ運搬シーンはたぶん忘れないと思う。
そしてラストシーンの『ムーンライトセレナーデ』がまた美しく幻想的で。来春が待ち遠しい。
アンサンブルコンテストの全演奏がききたかったー。音源でも映像でもライブでも、機会があれば聞きたい。なにとぞなにとぞ。
入場特典は優子先輩だった。アンニュイなお顔が貴重。