またたび感想録

観たもの聴いたもの読んだものの感想を述べます。

海芝浦(聖地)

笙野頼子の『タイムスリップコンビナート』を読んでからずっと行ってみたかった憧れの海芝浦駅についに行ってきた。

 

周りにビルがぎゅうぎゅう詰まっているような鶴見駅から、住宅街を抜けて、運河沿いの工場地帯が現れる。

ブレードランナーは観たことないけど、工場が並んでいると技術の最先端を行くエリアに来たような気になる。なんかかっこいいことしている秘密都市に来たような。

笙野頼子は馴染みのある四日市のコンビナートの風景と重ねて描いていたような記憶がある。四日市のコンビナートもまた、凝縮された技術の塔の群というかんじがする。四日市のコンビナートの方が、迫力あるよな…たぶん。

 

天気もよくて、本当に片側が海だった。

ここが海芝浦。『タイムスリップコンビナート』の小旅行の目的地というか、見てもいないのに読者の脳裏に長く刻まれる風景。

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ちなみに駅の外は東芝の工場なので出られない。乗ってきた電車が折り返すので、そのまま帰ることになる。